2003年10月5日(日) ペットボトルイカダで川下り
元々レジャーな遊びは大好きなので、
川下り自体は昔からやりたいと思ってました。
普通にカヤックやレガッタなど、自然学習みたいな感じで。
しかし事の発端は9月頭にあったサークルの夏合宿。
40人くらいで行われる夏合宿、ペットボトルのお茶なり
スポーツ飲料なりが飲まれる飲まれる。
結果、空きペットボトルが大量生産。
これは……そういうことですか?
みんなに協力してもらって持ち帰りしました。

そして長い月日が経ち(何となく踏ん切りが付かなかったのか?)、
いい加減気候が涼しくなって来たので、
覚悟を決めて決行と相成りました。

当初予定は3人で搭乗だったのが、ひとりが用事が入り2人に。
製作自体は3人で朝10時に集まり、設計から相談して活動開始。
ええ、ワタクシ何の準備もしてません。川の下見も無し。
こういうイベントは行き当たりばったりがいいんだよ!
むしろ川に落ちることを覚悟、むしろ期待しています。

さて、ガムテープやビニール紐は流石に準備して来ているので、
それを使っていかだを編んでいきます。
ここで皆でペットボトルの浮力計算。
数値が出せるのはこういうのはゲームみたいで楽しいですね。
で、ペットボトルの数は2リットル入りが約70本、
500ミリリットルが約90本。
1リットルで1キロの浮力を生むと仮定すると浮力は最大約200キロ。
水面より上の部分は当然浮力を生まないのでいいとこ浮力140キロ。
3人はどうあってもしず……2人なら余裕だね!
そういった神の采配に感動しつつあーでもないこーでもないと工作。
ホンキで小学校の夏休みの工作課題みたいで楽しかったですよ。
うまいことできないんだなあ、これが。とりあえず適当に作る。
今日一日保てばいいしね。
ボックスで製作してたので大勢のギャラリーに見られつつ、
そして手伝わせつつ3時間程で完成。

つくりはこたつのテーブルより少し大きい板を3枚作って重ねた感じ。
最後に隙間から水が上がってこないようにブルーシートでコーティングしてばっちり。

ご飯食べて川にGo!
いかだに乗る僕と後輩ひとりが担ぎ、
2人の追っ駆け暇人(こっちは自転車)を引き従えて川辺に向かいます。
材料がペットボトルだけに軽いんですけど、何分でかいし歩くには遠い。
自転車に後ろ向きに2人乗りしていかだを持つことに。
激怖ぇ。
素でコケる様が目に浮かび、覚悟までしましたが何とか無事到着。
川辺の草むらを水辺に向かって行進。
何やらでかい青い物を抱えて進む4人組は激しく人目を引きましたが、
この時点ですでに慣れてました。むしろこれからです。
川下り勝手にやって通報とかされないかしらん。

水辺につき、いかだを恐る恐る川に入れる。浮いた! と4人大騒ぎ。
そりゃ浮くよ、とか思われようが、当時はエライ興奮状態だったんですな。
でもこれから更に人が2人も乗るんですよ?

写真撮ったり浮き輪や水かき(舵取り用)を準備したりして、遂に搭乗。
は〜げしく怖いんですが。しかもバランスを保つため2人同時に搭乗。
今考えたらひとりずつ乗ったほうが良かったと思えるのですが、
落ちるなら2人で、とでも無意識に思ってたんでしょうか。
ともあれ、乗れましたよ! 凄く揺れますが。
必死でバランス取らないと転覆はもう目の前。その状況が激しく燃える!
追っ駆け2人に紐でもって川辺に固定してもらってたのですが、
遂にテープカット。出航です。進む進む。怖い!
もう帰れません。追っ駆けは自転車に戻り、堤防の上を走って追っ駆けを続けます。
が、こっちはそれ所ではなく。
結構進むのが速い。水かきほとんど意味無い。実は水が浸入してきている。
凄い状況でしたが天気も良く、青空と流れていく景色、水の音が
なんともいえず素敵でした。
といってたら浅いところで座礁。乗員2名阿鼻叫喚。
水かきは役に立たないので、川に入って押して浅瀬を脱出。
途中追っ駆け2人に写真を撮ってもらいつつ、何度目かの座礁。
すぐ横に速い水の流れるポイントがあるのが見えたのでそこまで引っ張ることに。
浅瀬を脱出し、流れゾーンまで持っていったと思うと、
水流でグングンいかだが流されます。置いてかれそうになるくらい。
焦っていかだに飛び乗ると、そこからもうジェットコースター状態。
例えるならファイナリファンタジーYの蛇の道(マニアックでスマン)。
自転車よりも速い速度で進む進む。爽快! 歓声をあげる乗員。
追っ駆け2人に手を振ったりもします。
と、ふと見るといかだの少し前を1本のペットボトルが流れてます。
え? と思っていかだの端を見ると……ほつれてる!
もう DON DON ペットボトルミサイルを発射してます。
そんな武装した覚えはありませんが?
手で押さえれるだけ押さえつつ、阿鼻叫喚の世界に再突入。
そして高速走行のまま浅瀬に突貫 → あぼーん。

素敵にいかだは大破し、川下りの旅は終結しました。
約30分、1キロくらいのアドベンチャーだったでしょうか。
その後ペットボトルはしっかり潰し、ゴミ袋に。
5,6本くらいは川に流れちゃいましたが……。

ちなみに帰りがけ通りすがったおばちゃん曰く、
そのときは丁度干潮時で水量が少なかったそうです。浅瀬多いわけだ。
満潮だったらだったでどこまでも流れていきそうで、
これはこれで良かったように思いますが。


結論、やっぱ冒険は面白いわ!
20代半ばでもオールオッケェ! 遊べ!
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